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円形脱毛症って何?
円形脱毛症は、円形や楕円形の輪郭のはっきりした脱毛が起きて、拡大していくことをいいます。自覚症状が無いことがほとんどで、周りの人が先に気付き、初めて本人が気付く場合もあります。円形脱毛症には種類があります。
単発型円形脱毛症
最も多くみられる症状です。500円玉くらいの脱毛が、頭に1ヶ所から3ヶ所ほど起きてしまいます。ある日突然、頭髪が円形に抜けてしまうのです。男女ほぼ同率で発症が見られますが、発症の年齢は、子供から老人までと幅広いのが特徴です。単発性で始まっても、多発性へと移行するケースも稀にありますが、約60%程度の方は、自然に治癒していくと言われています。
多発型円形脱毛症
頭のあちこちに、単発型を繰り返すケースです。円形脱毛が、2つ以上あらわれ、脱毛部分が大きくなったり、一度治っても、再発を繰り返す可能性があると言われています。しかし、適切な治療を行った場合は、半年から2年ほどで、完治する場合が多いので、あまり思い悩まないことも重要です。「多発型円形脱毛症」が進行すると、頭皮全体の髪の毛が抜け、全頭脱毛になることもあります。難治性の脱毛と言われており、治療には根気を必要とされます。
全頭脱毛症・汎発性脱毛症
数箇所に起きていた脱毛が、次第につながっていき、やがて頭皮全体の毛が、全て抜けてしまい、髪がなくなるという症状です。 「全頭脱毛症」という種類は、治りがあまり良くなく、相当の治療と期間が必要になることが多いといわれ、頭の毛がすべて抜けてしまうタイプです。円形脱毛症において、最も症状が重度なものといわれているのが、「汎発性脱毛症(ばんぱつせいだつもうしょう)」といわれる種類です。頭髪はもとより、眉毛、まつ毛、ひげ、わき毛、陰毛、その他、体すべての毛が抜け落ちてしまう脱毛症です。
子供の円形脱毛症
円形脱毛症は、性別や年齢に関係なく誰にでも起こる可能性のある病気です。最近では、小学生のお子様や小児が円形脱毛症にかかるケースも増えてきているといわれています。原因ははっきりとはしていないのですが、アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・喘息を併発するケースが多いとの報告もあるそうです。 子供の円形脱毛症は、原因がさまざまです。かかりつけの小児科や皮膚科の担当医、専門のお医者様とまずは相談して下さい。そしてどんな時でも、ご両親様は焦らずにゆっくりと見守って下さい。一緒に不安になってしまうことや気にする態度は、お子さまのストレスに繋がります。円形脱毛症=人生が終わる、ことはありません。まずは原因となっているストレスは何かをしっかりと理解して、お子さまをストレスから解放してあげれる手助けをしてあげて下さい。